節埋め加工について
木材には、枝の基部が木材の内部に残ることで発生する「節(ふし)」と呼ばれる模様が存在します。
節には主に、木が生きている間に形成された節で木材と一体化している「生節」と、木が成長する過程で枝が枯れたり成長が止まるなどして木材にしっかりと結合していない「死節」があり、死節は美観に影響するだけでなく、容易に抜け落ち節穴になることで、強度にも強く影響を及ぼします。
セイワ木材加工センターでは、専用の機械を用いて死節箇所に穴を掘り、ボンドと埋木用のコマを入れ込むことで、木材補強を行うとともに、自然な風合いの節を再現しています。
仕上がりの比較
節埋めの必要な箇所やサイズを適時見極めることで、天然の生節と比べても
遜色のない自然な仕上がり、風合いを実現しています。
天然の生節
節埋め加工を施した箇所
加工機によってくり抜かれる穴のサイズは15mm・20mm・25mmから選択が可能です。
また、埋木には檜の枝を使用し、加工機に合わせて3種類のサイズから死節のサイズに対して最適なものを選択します。
死節の程度によっては、抜け落ちない箇所はパテ埋め、節色の樹脂で埋めることで、木材の持つ本来の節の良さを生かして補修を行ないます。